
先着購入特典用に作ったZINEの中で、今回のアルバムに参加して下さったミュージシャンやアーティストの方々に、アイスクリームをテーマにアンケートを取りました。発売日から3週間が過ぎましたので、特別に公開いたします。
それぞれの方がとても面白い回答を下さったので、アルバムと重ねて楽しんで頂けたらと思います。 カジヒデキ
アイスクリーム・マン&ウーマン アンケート
締め切りの都合で特典のZINへの掲載が間に合わなかった坂本美雨さん分を追加いたしました。既にZINを読んだ方も、初めての方もお楽しみください。
①好きなアイスクリーム、アイスクリーム屋など
②アイスクリームを食べるベストなシチュエーションを教えて下さい
③今回ご参加いただいたレコーディングの感想
50音順/敬称略
織田祐亮(TRI4TH / ORI-TOSHI)
①断然チョコミント。最近はソーダ的な味のやつに、ラムネが入っているやつも好きです。
②真夏に、冷房の効いた部屋で食べて、凍えそうになるのが一番の贅沢です。
③僕の好きなソーダ味のアイスの様に、爽快で夏にぴったりのアルバムです!ドライブで聴きたいですね。
カジヒデキ
①ヴァニラが圧倒的に好きです。ここ数年はツアーやライブの移動時、高速道路のSAでソフトクリームを食べる事が多い。
最近印象的だったのは海老名SA上りの"IDEBOK"のジャージーソフトと、北海道 占冠PA下りの"ミルクキッチンふらいぱん"のソフトクリーム。
②緑の芝生の上に寝そべって、昔良く聴いたボサノヴァの古いレコードや、ネオ・アコースティックのレコードを聴きながら。
③今作はいつも以上に作曲や作詞に苦心し、時間が掛かってしまったので、参加して頂いたミュージシャンやスタッフの方々の協力なくしては完成しなかったと思います。この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。皆さんの優しさに感謝です。そして、それぞれの方のパフォーマンスの素晴らしさに、感激一入だったレコーディングでもありました。
かせきさいだぁ
①我が町・自由が丘と九品仏の間にある「ラ・リューシェ」というジェラートアイス専門店は、毎年夏の3ヶ月間だけ店を開けるというお店で、僕も毎年夏になると通います。シトロン、ピスタチオ、カシスのジェラートをよく注文します。
②夏の昼下がりから夕方にかけてでしょう~、暗くなったらビールが待ってるしで。甘味処に寄る感じで、たしなみたいですナ。もちろん女の子と一緒で。
③カジ君って渋谷系の永ちゃんじゃなかろうか!と常日頃から思っていたので今回のアルバム、自分が関わった曲から関わっていない曲までスタジオに通いました。「え?カジ君この曲どーするの?大丈夫?」と思っても、歌えばたちまち魅力的なカジヒデキ曲にしてしまう瞬間をまのあたりにして、やっぱりカジ君は永ちゃんだ!と興奮しました。あと僕のお気に入り大岡山ミート・ミカワヤのお弁当をスタジオにバイクで何度も宅配したので、それもクレジットして欲しかったです。
勝原大策(ハグトーンズ)
①31 ポッピングシャワー。フタバ食品 SACRE レモン。
②食べたい時が食べ時。食べたいだけ食べましょう。
③いつも以上にHOT!な楽曲。いつにも増してHOT!なゲストの方々。
アイスクリームを食べ過ぎて寒くなっても、このアルバムを聴けばたちまちHOT!
そんなHOT!な作品に参加出来て光栄です!
Keishi Tanaka
①雪見だいふく
②高速道路のサービスエリア。暑い日。外のベンチ。予想以上にこってりとしたものを食べたあと。もしくは、二日酔いでご飯を食べられないとき。人間観察をしながら。半分くらい人にあげる。
③今回もカジさんらしさが随所に散りばめられていて、本当に最高な作品ですね。さすがだな思うことがたくさん詰まっています。今回はコーラスのラインをあまり決めずに、当日行ってからの作業だったので、少しスリリングな感覚もあり、それがとても楽しかったです。あと、スタジオの自動販売機が無料なやつで嬉しかったです。2014年初夏の思い出をありがとうございました。
小島麻由美
①ハーゲンダッツしか知りません、、、。抹茶味が好きです。
②居酒屋でお腹いっぱい状態の最後にアイスクリームが出てくると、なんだかとても嬉しいです。
③カジさん、歌録りとっても上手!とっても良い気分にさせて頂きました。手際もいいし、名プロデューサー!
坂本美雨
①大のチョコミントラヴァーです。定番はもちろんサーティワンのチョコミント。
毎年買い占めるのは、ファミマ限定の赤城乳業のチョコミント氷。
②オットとごはん後、映画など見てだらだらしながらのアイス。
風邪をひいて寝込んでる時に買ってきてもらうアイス。
③まさかカジさんとデュエットできる時が来るなんて!
うれしかったです!
かせきさいだぁさんによるキュートな歌詞のおかげで、自分ではぜったい書けないような小悪魔なキャラクターになれました(笑)。
佐藤寛(KONCOS)
①ビエネッタ
②真夏の夜のベランダで。
③そこはもう「カジヒデキワールド」でした。参加させて頂いて、大変光栄に思います。
SHOKO
①サーティーワンのチョコミント
②Anytime.
③個人的に、キラキラした夏の"KAJIサウンド"が好きなので、参加出来て良かったです。
関根卓史(golf)
①板チョコアイス(森永)、菓子司あかがわ(上富良野町)
②エアコン止めてドアを開けっ放しにした車の中
③ギターやシンセのレコーディング、ミックスなど、たくさん関わらせてもらったので、このアルバムはぼくにとって今年の夏の想い出です。夏らしい軽やかな残響感をイメージしながら、目一杯のリバーブとショートディレイを忍び込ませました。
アイスクリームマンのギターソロが録れた時、なぜかはわからないけど、キタ!という感触があったのをよく憶えています。このアルバム、ライブでやるとどうなるかのかもさらに楽しみです!
つなかわ和行(THE KEYS)
①今は置いてないと思いますが、高校生のときにサイゼリヤで食べていたピスタチオのジェラートが好きでした。
②真夏のアスファルトの上とか...
③たくさんの名だたるプレイヤーに混じり僭越ながらも参加させて頂きました。今年も有名なカジさんファンを目指して頑張ります。
なかじまはじめ(ハグトーンズ)
①チョコミント 31ならぬ42(僕の実年齢!!笑)
②可愛い女の子がアイスクリームを。。。わかりますよねー笑
③良くも悪くも等身大の演奏ができました!!そして、カジ君のマイスタイルを貫き通す音楽に対する等身大な姿勢に驚愕でした!!
野宮真貴
①札幌すすきの喫茶サンローゼの抹茶アイス
②旅先でソフトクリームを見つけるとつい買ってしまいます。
景色を見ながら野外で食べるのは最高!
③トークバックから聞こえるカジくんの「最高です!」にすっかり気を良くして楽しいレコーディングでした。素敵な曲に参加出来て嬉しいです。
橋本竜樹
①あずきバー
②コタツで漫画読みながら。
③他の曲がバンドサウンドで、楽しく作ってそうだったので、宅録の私はなんだか羨ましかったです。
堀江博久
①東戸塚のアイス工房メーリアのジェラード各種
②ドライブ中にふらっと寄る
③言葉が入ったサウンドを聴くとすごくキラキラしてる。旅帰りのカジさん、僕がレコーディングに行くと、なんてことでしょう。まったく歌詞が出来ていませんでした。で、アイスをキーワードにいろいろイメージして、想像しながら、キーボードの音を入れていきました。
松田岳二
①31のジャモカアーモンドファッジがとにかく好きです。
②冬に暖かい部屋で食べるアイス。
あとは、、、旅をしている時にふと現れたジェラート屋さんで適当に選んで食べたアイスが忘れられなかったりする。
③いつものように突然やってくるレコーディングのオファー。何も準備せずにカジくんを攻略していくように音を提案していくのがRPGやってる時のように楽しかったりします。今回のアルバムは、、、力作だと思います。
湯浅佳代子(WUJA BIN BIN)
①チョコミントアイスクリーム ラムレーズン
②美男子とふ.た.り.で.
③爽やかな笑顔と、素敵な声のカジさん。 アイスクリームで例えると、ブルーハワイかな!この夏ヘビーローテーションを是非!
YURINA(住所不定無職)
①東北新幹線の車内販売のスジャータのカップアイスです~すごく丁度良い硬さと、濃厚さで長旅のお供に最適。普段は買えないのでたまに無性に食べたくなるのを我慢するのが大変ですが(笑)
②お風呂上がり!ホカホカの状態でつめたぁ~いアイスクリームを食べるのが至福の時です◎
あと朝起きてすぐ食べるのも糖分がじわ~と体内に行き渡ってなかなかオツです。(笑)
③カジさんのレコーディングに参加させていただいたのは、前回のBLUE HEART以来2度目だったのですが、とても楽しい録音現場でした~◎本当にありがとうございます 。毎度のことながらカジさんの作る素晴らしすぎる楽曲にうっとりしながら、その反面ガヤ芸人みたいな自分は場違いじゃないかと内心ビクビクしてるのですが、そんな時も"大丈夫ですよ~出来てますよ~"とカジスマイルで優しくリードしてくださって感涙ものでした(T_T)
カジさんから真夏にこんなコンセプチュアルな作品が届くなんて、そんなみんなお待ちかねの超絶サマーギフト!今年の夏はICE CREAME MANを聴いて体感気温上げまくっちゃう予定なんだ~◎わくわくする!
「アイスクリーム・マン」全曲解説 by カジヒデキ
僕はアルバムを制作すると、ほぼ毎回「全曲解説」を書きます。それはプロモーションにあたり、取材して下さる方、TVやラジオ、雑誌等々で紹介して下さる方が、少しでも正確に作品を理解して下さったり、興味を持って頂ける為にしている事で、どんな気持ちで作ったか、更には「どんなものにインスパイアされて作ったか」まで書いています。
何の情報も無い状態で、僕の歌を楽しんで頂けるのは、勿論嬉しい事ですが、僕自身がそうであるように、ある楽曲がどんな風に生まれたかを知る事は、とても興味深い事ではないかと思います。
そこまで大袈裟な解説ではありませんが、すでにアルバムを購入して下さった方が、これを読んで更に楽しんで頂けたら嬉しいですし、まだ聴かれてない方に興味を持って頂けたら、嬉しさも一入です。
1. 灼熱少女 / TROPICAL GIRL
サマークラシック的なアルバムを作ろうという事は、昨年の秋頃にはイメージしていました。
2014年はワールドカップ・イヤーですし、フットボール・ファンの僕としては、そんな熱狂の開催期間中も含めその周辺に新作をリリースしようと思ったのです。僕の好きなサマーソングのイメージの一つに、80年代初期にUKで流行ったファンカラティーナという音楽があります。その代表といえるヘアカット100や、そのヴォーカリストだったニック・ヘイワードの1stのような感じをイメージしてこの曲を作りました。ちょっと80年代初期の化粧品か何かのCFソングのような感じがした事と、丁度今年の初めに、でんぱ組.incさんの楽曲で共作したかせきさいだぁ君と自分の作品でも再び共作したいと思い、歌詞を依頼。
ゲスト・ヴォーカルで参加して下さった坂本美雨さんは、今年3月にあるラジオ局で久しぶりにお会いし、その時頂いた新作がとても良かった事と、こういう時期に偶然お会いした事にご縁を感じ依頼をしました。普段歌われないようなタイプの曲を、素晴らしく魅力的に歌って下さいました。
2. 続・新しい歌 / JAM & BUTTER SONG
昨年プライベートな理由で3年ぶりにスウェーデンに訪れた事が印象深かった所為か、カーディガンズの久しぶりの単独来日公演を観に行って久しぶりにメンバーに再会した事もあってか、今作では意識的に2曲スウェディッシュ・ポップ・フレーバーの曲を収録しました。
これはその内の一曲。疾走感溢れる良い演奏が録れたので、コーラスも勢いのある男性ヴォーカルが欲しいと思いKeishi Tanakaくんに依頼。見事にその期待に応えてくれました。「続・新しい歌」というタイトル。なぜ、続?続じゃない「新しい歌」はピチカート・ファイブの「新しい歌」をイメージしています。実はサビの一行目から歌詞を書き出したのですが、気付けばピチカートの「新しい歌」とほぼ一緒。
でもはまりがとても良かったので、小西康陽さんに連絡したところ快く了解して下さいました。小西さんの優しさに、感謝しています。
3. アイスクリーム・マン / ICE CREAM MAN
昨年末に突然天国に旅立たれてしまった大滝詠一さんに、感謝の気持ちを伝えたくて作った曲です。
ナイアガラ・サウンドには足元にも及びませんが、自分なりの今的な解釈でアレンジをしました。
前作「ブルーハート」の収録曲「ビーチボーイのジャームッシュ」で印象的なコーラスをしてくれた、住所不定無職のユリナさんに再び依頼し、楽曲に強烈な彩りを与えてくれています。また大滝さんよろしく「パッピドゥバ」のコーラスは、スウェーデンからThe Mopedsのイェンスがやってくれました。見事なピアノは堀江博久くん。女の子の「アー」の叫び声はユリナさんと小島麻由美さんによるもの。
ちなみに歌詞の中に出てくるベルモンドはゴダール作品「勝手にしやがれ」のジャン・ポール・ベルモンドがイメージ。ユリナさんはヒュー・グラントは知っていましたが、ベルモンドの事は知らずびっくり。世代の差を感じた瞬間でした。
もちろんジョナサン・リッチマンの超名曲「ICE CREAM MAN」へのオマージュもたっぷりです。
4. そしてライフはつづく / LIFE GOES ON
なかじまはじめ君の素晴らしいドラム・プレイと、堀江博久くんのウーリッツァーのお陰で、ちょっと不思議な魅力を持つ素敵な作品が完成しました。フリューゲルは織田祐介さん。元々僕がピアノでデモを作り、下手なピアノソロを弾いていたのですが、それを素晴らしい解釈でフリューゲルに置き換えて、素敵なソロも吹いてくれました。
5. スマイル&ティー / SMILE & TEA
昨年ある女性シンガーソングライターのプロデュースを依頼され、1曲詞曲も提供しました。
その際、スウェディッシュ・ポップな曲をと依頼され、気合いを入れて3曲制作。どの曲もとても気に入っていたので、その時に使用されなかった一曲を、自分の作品としてレコーディングしました。歌詞の中に出てくる「海辺のカフェ」は、鎌倉にあるカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュをイメージしました。2000年に初めてライブをやらせて頂いて以来、ほぼ毎年カフェライブをさせて頂いていて、このレコーディング期間中の4月にもライブで伺いました。あそこに行くといつも笑顔になるし、お客さんもみんな笑顔なんです。それは店主である堀内隆志さんの素晴らしいお人柄のせいだと思います。またこの曲を持ってライブに伺いたいと思います。「SMILE」のコーラスは小島麻由美さん。
6. 雨降り都市 / RAINY CITY
今作ではかせきさいだぁ君に2曲半、歌詞を書いて頂きました。実は今作で一番最初に出来た歌詞は、かせき君の「灼熱少女」。その大胆さに一瞬怯みながらも、その歌詞の魅力にずぶずぶとはまり、もう1曲書いて欲しいと依頼して出来たのがこの曲です。
今回、野宮真貴さんに参加して欲しいという意向を最初から持っていました。ハグトーンズのリズム隊(なかじまはじめ君+勝原大策君)とGの関根卓史君によるジャジーな演奏が最高に素晴らしかったので、野宮さんのカッコイイ大人の魅力を存分に発揮して貰えると考え、この曲で依頼しました。堀江博久君のローズ・ピアノ、織田祐介さんのフリューゲルの素晴らしさは言うまでもありません。
ちなみにこの「雨の歌」。僕の中では、60年代のフランス映画「シェルブールの雨傘」が頭をよぎるのですが、きっとかせき君は全く違うと思います。イメージを掻き立てる素晴らしい歌詞は、さすが松本隆先生の後継者。曲の終わりに、かせき君もゲスト出演します。
7. HEY HEY GIRL! HEY DJ! / HEY HEY GIRL! HEY DJ!
モータウン風の楽曲が書きたくなったのは、3月に初来日をしたオーストラリアのバンド・SUN CISCOに触発されて。昨年の夏頃から彼らのフレッシュな楽曲に夢中でした。あとは二十歳の頃に大好きだったUKのギターポップ・バンド、プリミティブズとか。全然良い歌詞のテーマが見つからなかったのですが、ある日一行目がフッと浮かび、そこからはバババっと書き上げました?
かつてFMのレギュラー番組のDJを何度か持たせて頂いた事もありますし、昨年4月からはAIR-Gで毎週土曜日の朝、5分弱のコーナーを担当させて頂き、1曲選曲しコメントをしています。僕自身が昔ラジオで沢山の音楽と出会い衝撃を受けたように、僕が選曲したその一曲を聴いて、誰かがそう思ってくれたら嬉しいし、世界中のラジオDJの方々は今この瞬間もそうして沢山の人に夢を届けているんだなと、初心に返った気持ちで書いた曲です。力強い美声で思いきり一緒に歌ってくれたのは、カジリディムのバンドメイト・Keishi Tanakaくん。
8. ハッピー・マンチェスター / HAPPY MANCHESTER
これは数年前に書いて眠っていた曲でしたが、ディレクターの竹田君がとても良いという事で、今回日の目をみました。
楽曲のテイストがUKっぽい感じがしたので、1991年頃のマンチェスター、そうマッドチェスターと呼ばれたマンチェスター・ムーブメントの最中であり、Class Of 92'と呼ばれたマンチェスター・ユナイテッドのデイビッド・ベッカム、ライアン・ギグス、ポール・スコールズらが大活躍する前夜の頃。そんなハッピーな時代のマンチェスターがテーマです。音楽とフットボールの素晴らしい関係性をずっと提唱して来た僕の、新たなFOOTY SONGアンセムです。
ロンドンのガイド本もリリースしているアーティストのSHOKOさんにコーラスをして貰い、サビのフワッとしたソフトロック感を見事に演出して頂きました。
9. サマーキャンプ / SUMMER CAMP
昨年から今年にかけて、UKやUSで幾つかとても好きなシンセポップのバンドがあって、そういうタイプの曲も書いてみました。
トラック制作は「LOLLIPOP」から「BLUE HEART」まで数々の名トラックを制作し、最近ではでんぱ組.incさんへの提供曲「ファンシーほっぺ♡ウ・フ・フ」も手掛けてくれた才人・橋本竜樹くんが担当。UKの香りがたっぷり漂う、本領発揮の素晴らしい仕事をしてくれました。
仮タイトルで「サマーキャンプ」と呼んでいたのですが、歌詞を書く段階になりディレクターから「サマーキャンプの歌でいいじゃない」とあっさり言われ、物凄くピュアな気持ちでストレートに書上げました。竜樹くんのコーラスも本当に最高です。
10. プールサイド・コーリング / POOL SIDE CALLING
ソロデビューの時に書いた「ささやかだけれど、役にたつこと」と同じレイモンド・カーヴァーの短編のような、ちょっとアメリカン・ニューシネマ的な歌詞の曲。ネオアコの神様、トレーシー・ソーンのような気分でシンプルな曲を書きました。
割といつも過剰に音を詰め込み過ぎてしまうので、今作では出来るだけスッキリを目標に、必要な物だけを入れる努力をしましたね。
この曲ももっと膨らませる事も出来ましたが、我慢しました。素晴らしいギターは全て関根卓史くんによるもの。
コーラスはカジリディムのバンドメイトであり、「旅するコンコス」でも何度か一緒に旅をさせて貰ったKONCOSの佐藤寛くん。儚く切ない歌を歌わせたらピカイチです。
11. ブランニュー・ブーツ / BRAND NEW BOOTS AND PANTIES
J SPORTSの人気フットボール・ニュース番組「FOOT!」の昨シーズンのオープニング・テーマ曲のフル・ヴァージョンです。13-14シーズンの番組のスローガンは、イアン・デュリーの大傑作アルバムのタイトルをもじり「BRAND NEW BOOTS AND PANTIES」。
シーズンの終わりにはワールドカップ・ブラジル大会があるという事で、少しブラジルっぽさを取り入れたトロピカルな楽曲になっていますが、歌詞の内容は僕がサポートするロンドンのクラブチーム「CHELSEA FC」に昨年夏、ジョゼ・モウリーニョ監督が戻って来てくれた喜びを歌っています。コーラスはプールサイドに続き、KONCOSの佐藤寛くん。そしてこの曲のみドラムはThe Keysの綱川くん。昨年から時々ライブで叩いて貰っています。
12. 僕らのスタンドバイミー / LONG LONG HOT SUMMER
女性ヴォーカルとラッパーと僕の3人で歌う、そんな曲を作りたいと制作を始めた最初の段階から漠然と思っていました。
結果的にはレコーディング後半に入って曲が出来、まずは最近めっきりラップをしなくなったかせきさいだぁ君を口説き、そして歌詞のテーマを「終わらない夏」と「1991年」に決めた時点で、少し下の世代ではありますが90年代を共に歩んで来た小島麻由美さんに依頼する事によって、完璧なトライアングルが出来上がったと確信しました。
実際二人共、見事にその役割を果たしてくれました。「ハッピー・マンチェスター」もそうですが、今回「1991年」とか90年代初期をテーマの中に入れたのは、自分にとって20代前半の重要且つ想い出深い時期だった事もありますが、昨年からずっと日本公開を楽しみにしていたイギリス映画「ワールズエンド」の影響もあると思いますし、このレコーディング期間の中盤、カフェライブ・ツアーで訪れた札幌にて、目出たく映画も観ました。とにかく、90年とか91年の気分だったんですね、僕は。
僕が作ったザックリとした打込みのデモを、才人・関根卓史くん(golf)が見事に具現化してくれました。関根くんは今作でほとんどの曲のギターを弾き、5曲ミックスも手掛けています。
RADIO
FMyokohama「tresen+」(2014.08.27)※18時頃ゲスト出演予定
FM802「FLiPLiPS」(2014.08.27)※13時台ゲスト出演予定
FMOSAKA「LOVE RADIO」(2014.08.29)19:30~21:30 コメント出演
カジヒデキ『ICE CREAM MAN』発売記念 トーク&サイン会
GUEST: 野宮真貴
2014年9月6日(土) 19:00 / 蔦屋書店3号館 2階 音楽フロア
代官山 蔦屋書店にて、8/6(水)発売の対象商品『ICE CREAM MAN』(DDCB-12070 ¥2,800(税込))をお買い上げいただいたお客様に、先着でイベント参加券『トークイベント優先入場券/サイン会参加券』を1枚差し上げます。
イベント参加券をお持ちの方は、トーク終了後に開催する「サイン会」にご参加いただけます。トークイベントの観覧は自由です。
主催:代官山 蔦屋書店
協力:BLUE BOYS CLUB / AWDR/LR2
お問い合わせ:03-3770-2525
[旅するコンコス ~まちといろ 100のいろ~]
OPEN&START 18:00
ADV 2,500yen (with 1Drink) DOOR 3,000yen (with 1Drink)
LIVE
KONCOS
カジヒデキ
DJ
古川太一 (KONCOS)
NOIRI (Bang the Drum)
HOSODA (FODA)
HIROSE
TICKET
Web予約 http://www.opusrec.com/
メール予約 shop@opusrec.com
電話予約 058-212-3378
INFO
OPUS
岐阜市清住町3-5 堀壱ビル1F
058-212-3378
http://www.opusrec.com/
BBC "ICE CREAM MAN" 発売記念スペシャル、無事に終了!
8月22日(金)は今年2回目にBLUE BOYS CLUBでした。今回は僕のニューアルバム「ICE CREAM MAN」のリリースを記念したスペシャル!
7月に素晴らしいセカンド・アルバムをリリースした"Teen Runnings"のライブが、本当に最高でした。ベースの将人くんは、僕と同じ千葉県富津市の出身!同じ富津中出身と聞き、驚きました。
チャーベ君やタカヒロ君、ヤック君やタイチ君等々、友人達も沢山遊びに来てくれました。
いよいよライブ本番。この日は新作から5曲初披露しました。演奏した新曲は「続・新しい歌」「アイスクリーム・マン」かせき君を迎えて「灼熱少女」「僕らのスタンドバイミー」、そして「スマイル&ティー」でした。9月14日のコヤブソニックでも、数曲披露しようと思います。
ゲスト出演してくれた "かせきさいだぁ" くんはトークにライブに大活躍。アイスクリーム・マンの功労者です!
溶けてしまいそうな猛暑の中、BBCに来て下さった皆さん、ありがとうございました!また面白い企画を考えて、近いうちに開催出来たらと思っています。また遊びに来て下さいね!
アストロホールの西川さん、及川くんにはいつも感謝しています。次回もよろしくお願いします。
先着購入者特典のZINEを手にされた方はご存知と思いますが、新作の裏テーマの一つは「1991年」。という事で、今回のBBCのDJは「1991」をテーマにプレイしました。マンチェスター・ムーブメントやインディーダンスなど、ほぼ1991年にリリースされた曲です。若干その前後のものもありますが。プレイリストをお届けします。
流れ的にはKINKちゃん→カジ→KINKちゃん→BBC(二人)です。
Dreaming / The Lilac Time
Step On / Happy Mondays
Falling Down / Chapterhouse
You're Not Very Well / The Charlatans
Going Zero / The Flipper's Guitar
I Know You Well / Shack
Redhills Road / Candy Flip
-----------------
Tasty Fish / The Other Two
Can You Dig It? / The Mock Turtles
Yesterday Today / Ocean Colour Scene
Tighten Up / Moonflowers
Weed Bus / The Stairs
Painted Ocean / Venus Peter
The Second Summer Of Love / Danny Wilson
-------------------
Winnie-The-Pooh Mugcup Collection / The Flipper's Guitar
Taste / Ride
Love House / Nautical William
Kennedy / The Wedding Present
So Far Gone / Teenage Fanclub
Movin' On Up / Primal Scream
The Drum / The Impossibles
Pearl / Chapterhouse
-------------------
Groove Tube / The Flipper's Guitar
There's No Other Way / Blur
Elephant Stone / The Stone Roses
Haircut ~ Favorite Shirts (Boy Meets Girl) / Foreheads In A Fishtank
Sit Down / James
Three Lions / Baddiel & Skinner & Lightning Seeds
Barking Mad / The Adventure Babies
Ice Cream Man / Jonathan Richman
Ice Cream Man / Hideki Kaji
----------------------------------
Ending
A Sweet Summer's Night On Hammer Hill / Jens Lekman
PHOTO 1, 4, 5, 7 by Keita Katsumata
RADIO
JFN「ONCE」(2014.08.18) ※12:20頃出演予定
J-WAVE「OTOAJITO」(2014.08.23) 18:00~18:54
TV
J-SPORTS 「バーンリー vs. チェルシー」(2014.08.19) 16:00~18:00 ゲスト出演します。
なお、スカチャンでは8月18日深夜3:54~生放送でお届けいたします。
RADIO
FM802「MIDNIGHT GARAGE」(2014.08.09)<※深夜1時台出演>
ABCラジオ「よなよな・・・」(2014.08.12) 22:00~25:00
FM802「FLiPLiPS」(2014.08.27) <※13時台出演>
<コメント出演>
FMOSAKA「LOVE RADIO」(2014.08.29) 19:30~21:30
TV :
千葉テレビ「シャキット!」エンディングテーマ「ICE CREAM MAN」
※毎週月~金曜日 朝6:45~8:00(7:30~7:58はtvk・テレ玉の3局ネット)/1ヶ月間(休・祝日除く)
WEB :
CINRA (2014.08.06)インタビュー掲載
FLYING POSTMAN PRESS(2014.08.06)インタビュー掲載
DAILY MUSIC(2014.08.06)インタビュー掲載
RADIO :
αステーション「SUNNYSIDE BALCONY」(2014.08.08)生ゲスト 12時台出演予定
FMOSAKA「なんMEGA!](2014.08.08)生ゲスト 16時台出演予定
FM802「AWESOME FRIDAYS」(2014.08.08)公開生ゲスト 19時台出演予定 グランフロント大阪内パナソニックセンター大阪から公開生放送
TFM系全国38局ネット「Dear Friends」(2014.08.14)ゲスト
Here Comes The Ice Cream Man!
Ding! Ding! Ding! Tour
アイスクリーム・マンがやってきた!リン!リン!リン!ツアー
2014.11.27 thu 東京:渋谷WWW
http://www-shibuya.jp/
ゲスト:かせきさいだぁ、Keishi Tanaka、小島麻由美、坂本美雨、野宮真貴、湯浅佳代子(WUJA BIN BIN)、YURINA(住所不定無職)
2014.12.11 thu 大阪:umeda AKASO
http://www.akaso.jp/
ゲスト:かせきさいだぁ
2014.12.12 fri 愛知:名古屋CLUB QUATTRO
http://www.club-quattro.com
ゲスト:かせきさいだぁ、野宮真貴
全会場19:00 open / 19:30 start
前売り4,000円 / 当日4,500円(税込 / 別途要ドリンク代)
9月27日(土)よりチケット販売開始!
LAWSON TICKET(東京:71062/大阪:56214/名古屋:42086)
TICKET PIA(東京:241-433/大阪:241-433/名古屋:241-344)
e plus
会場(渋谷WWW、umeda AKASO)
『ICE CREAM MAN』先着購入特典のお知らせ
8/6発売(8/5店着)の『ICE CREAM MAN』を以下の店舗で購入されたお客様には【BLUE BOYS CLUB ZINE 003"THAT SUMMER FEELING"(12ページ)】が付きます。数には限りがあり、先着となりますので確実に欲しいお客様は各店舗にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。
■特典名:BLUE BOYS CLUB ZINE 003"THAT SUMMER FEELING"(12ページ)
■対象店舗:
タワーレコード札幌ピヴォ店
タワーレコード仙台パルコ店
タワーレコード吉祥寺店
タワーレコード池袋店
タワーレコード新宿店
タワーレコード渋谷店
タワーレコード秋葉原店
タワーレコード横浜ビブレ店
タワーレコード静岡店
タワーレコード名古屋近鉄パッセ店
タワーレコード名古屋パルコ店
タワーレコード京都店
タワーレコード梅田大阪マルビル店
タワーレコード梅田NU茶屋町店
タワーレコード難波店
タワーレコード神戸店
タワーレコード広島店
タワーレコードオンライン
HMV record shop渋谷
HMVルミネ池袋
HMV札幌ステラプレイス
HMVイオンモール高崎
HMV阪急西宮ガーデンズ
ローソンHMVエンタテイメントIFC
SHIBUYA TSUTAYA
代官山 蔦屋書店
ヴィレッジヴァンガードイオンモール筑紫野
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