
すでにNewsのコーナーにアップされていますように、大瀧詠一さんのカヴァー・アルバムに参加しました。大瀧さんがまだ「はっぴいえんど」をやられていた1972年にリリースされたソロ・デビュー・アルバムの曲順と全く同じ並びで、湯川潮音さんや西田敏行さんのように過去にリリースされていた既成曲に、僕や曽我部恵一くんや小島麻由美さん等の新録物をプラスした、とても面白く内容の濃いコンピレーションになっています! ご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕は大瀧さんのファンです。中学1年の時に「A LONG VACATION」がリリースされ大ヒット! このアルバムをきっかけに大瀧さんやナイアガラの作品にのめり込んでいきました。そして大瀧さんがDJをされていた "GO! GO! NIAGARA" というラジオ番組のスペシャル版(確か通常の放送は、残念ながら時期的に聴けなかったと記憶しています)を聴いて、50'sや60'sのアメリカン・ポップスや、クレイジー・キャッツやトニー谷さん
のような面白音楽にも興味を持ちました。話し出すと止まりませんのでこの辺で。なので今回「恋の汽車ポッポ・第二部」をカヴァー出来て、本当に光栄です。
レコーディングはWTWツアーが終わった翌々日に行いました。メンバーはギターに木暮さん。ドラムとキーボードにHARCOくん。サックスにナリ君。コーラスにHNC/Love And HatesのYuppaさんが参加してくれました。僕はベースと歌。そして12弦ギターも少々弾き、タンバリンも叩きました。ナイス・タンバリン! です。アレンジは、元の曲が素晴らしいので余り大胆変え過ぎず、しかし自分色は出したかったので、かなりネオアコ風です。木暮さんに頼んで、初期のロディ・フレイム(Aztec Camera)風のソロを弾いて頂きました。キラッキラです。春には持って来いの作品に仕上がっていると思いますので、是非聴いてみて下さいね! 3月21日のリリースです。
その翌日2月14日は、BBCでもお世話になったダイノジさん恒例の "ダイノジ・ロック・フェスティヴァル" にDJとして参加させて頂きました。ダイノジさんと共にイベントの盛り上げ役として大活躍していたダンサー君達 "チョコレート・ボーイズ"(名前違っていたら、ごめんなさい)の協力もあり、とても楽しくプレイさせて頂きました! 今回も楽屋が一緒だった (!) LOW IQ & THE BEAT BREAKERのライブが本当にカッコ良かったです。ダイノジさん、ありがとうございました。
カッコ良かったといえば、2月19日のRIDDIM SAUNTERのワンマン@赤坂BLITZ! もうこれ以上楽しい時間はない! ってくらい楽しませて頂きました! 本当に凄い "show" だったなぁと。いやぁ、カッコ良かった! 写真ちょっと暗いですが、ライブ終演後のお疲れさま乾杯の模様です。
2月26日は、音楽活動を再開し始めた "かせきさいだぁ三" 主催のフェス「HUGTON in eggman FES」に参加しました。昨年9月にもかせき君のイベントに参加し、アコースティック編成のかせきさいだぁ三&ハグトーンズのライブを観たのですが、今回はバンドで、しかも50分程のステージ。"かせき復活!" なナイスな新曲達に加え、懐かしい「さいだぁぶる〜す」や「冬へと走りだそう」なども聴けて大満足。ナリ君と二人の僕らのセットにも、急遽かせき君に参加して貰い「いとしのファニー・ガール」を演奏しました。SO NICEな夜でした。
90年代、英国はブリストルの伝説のインディー・レーベル "SARAH RECORDS" から、2枚のアルバムと数枚のシングルをリリースしたバンド「BLUEBOY」のセカンド・アルバム "Unisex" の日本盤のライナーノーツを書きました。94年にリリースされたアルバムで、実は今回かなり久しぶりに聴き直したのですが、これが当時の印象とは少し(大分?)異なり、とても英国的な美しさとアンニュイさに溢れた作品で、尚かつ当時の音楽シーンを反映したシューゲイザー風や、彼ららしい弾けたギター・ポップ調の曲もアクセントになっていて、何度もリピートして聴いてしまいました。ライナーノーツは出来るだけ、当時僕が感じていた彼らと彼らを取り巻いたシーンについて書きました。是非興味のある方は、ご購入を。本当に良い作品です!
そんな事もあり、BLUEBOYのファーストとセカンドを何度も聴いていたので、90年代頃のネオアコ〜ギターポップの作品をいろいろ掘り返して聴き直しています。特に印象に残った John Cunningham のミニ・アルバム「Backward Steps」と Three Blind Mice のアルバム「Roll Out The Carpet」。TBMはタンバリン・スタジオの初代メンバーの1人・アンダースさんのバンドで、リリースされた97年当時、本当に良く聴きました。今聴いても凄く良いと思います。特にまだタンバリンがアナログ時代の録音なので、サウンドが最高です!
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