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March 14, 2013 |

Diary February, March
IMG_2085.jpg2月20日。BLUE BOYS CLUBの第2弾作品「Sweet Swedish Winter」がリリースになりました。

IMG_2178.jpg購入者特典用に作ったZINE「BLUE BOYS CLUB vol.2」。まだ手に入るお店もあると思いますので、これから購入される方はチェックしてみて下さい。

IMG_2190.jpg発売日当日から3日間、あるバンドと一緒にレコーディングをしていました。僕自身の作品ではありません。リリースはまだ大分先の予定ですが、かなりブリティッシュ・フレイヴァーなカッコイイ作品になりそう。ベースを弾きまくりました。

IMG_2193.jpgキーボードの人の後ろ姿!

IMG_2207.jpg2月23日。昨年のユーロヴィジョン・コンテストの優勝者であり、スウェーデンで今Very Hotなアーティスト"ロリーン"さんの来日歓迎パーティーがスウェーデン大使館であり、招待して頂きました。ロリーンさんはとても雰囲気のある方で、少しお話もさせて頂きました。
http://wmg.jp/artist/loreen/profile.html

IMG_2204.jpgLiLicoさんにお会いしました。ブログでもアルバムを紹介して下さっているので、見てみて下さい。ありがとうございました!
http://ameblo.jp/lilicom/day-20130223.html

IMG_2210.jpgIMG_2213.jpgその後、六本木にある北欧料理の名店「リラ・ダーラナ」さんで、アルバムのリリースを記念した「セムラ・パーティー」が開催されました。店長の遠藤さんを始めスタッフの皆さん、美味しいセムラをありがとうございました!是非、皆さんFikaやディナーなどで行かれてみては。
http://dalarna.jp/

IMG_2212.jpgセムラパーティーに遊びに来てくれたスウェーデンの友人、イェンスとイェスパー。

IMG_2222.jpg2月24日。KONCOS「旅するコンコス」のファイナルを観に行きました。一曲ゲストで「ささやかだけれど、役にたつこと」も歌わせて頂きました。本当に感動的で、素晴らしいライブでした!まずは、お疲れさまでした!また一緒に旅をしましょう。

IMG_2232.jpg3月4日。Dots+Bordersのレコーディングではありません。ある女性シンガー・ソングライターの方のプロデュースをする事になり、そのベーシックのレコーディングをしました。オルガンとウーリッツァーを弾きに来てくれた堀江くんと。

IMG_2239.jpgエレキギターをハグトーンズのみつよし君、ドラムを同じくナカジ君が演奏してくれました。

IMG_2246.jpgSPACE SHOWER TVで3月22日(金) 22時~23時にオンエアされる番組「大人の音楽居酒屋~音とい聴きやがれ~」に出演します。司会は清水ミチコさん、ザ・コレクターズの 加藤さんとコータローさん。この日はローリー寺西さんとダイノジの大谷さんと僕がゲストで出演。サントラをテーマ(?)に、かなり脱線した面白いトークが展開されます!芸達者な方々に囲まれ、僕はタジタジでしたが。。
http://www.spaceshowertv.com/program/regular/otokiki.html

IMG_2252.jpg仕事の合間をぬって、kit galleryで行われていた矢野ベティくんの写真展に行ってきました。BLUE BOYS CLUBのパーティーでも初期の頃からよく写真を撮りに来てくれ、現在は広告の仕事等でも活躍されています。色彩の感じとか、構図とか、とても素敵な作品が沢山。今回ご覧になれなかった方、次回は是非!

IMG_2255.jpgいよいよ3月20日から「Sweet Swedish Spring Tour」が始まります!久しぶりのカフェライブ・ツアー。全会場、フルート&サックスのナリ君(SCAFULL KING)と一緒にまわ ります。4月4日の鎌倉は更に「KONCOS」がゲストで!新作の中の曲を、いち早くセッションする予定です。4月15日の宇都宮は、The Keysのツナ君が参加。そして4月18日の吉祥寺スターパインズでは、アルバムに参加して下さった曽我部恵一バンドさんとKONCOS、そして関根くんやフリューゲルの織田さんなどオールスターズで豪華にお届けしますので、是非お見逃し無く!皆さんにお会い出来るのを、とても楽しみにしています。
http://archives.hidekikaji.net/2013/01/post-78.php

IMG_2247.jpgSka Vi Fika?


March 4, 2013 |

「Sweet Swedish Winter」をもっと深く理解して頂く為に (第2回)
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◎ WINTER in SWEDEN & ME
 このアルバム「Sweet Swedish Winter」には、スウェーデンの冬に欠かせないキーワードが幾つも登場します。そして僕自身のスウェーデンの冬の想い出が、歌詞の中に散りばめられてもいます。そんなキー・アイテムを、幾つか紹介します。

☆ SEMLA (セムラ)
 まずは「Semla Song」のセムラ。スウェーデンの伝統的なお菓子で、イースター(復活祭)までの40日間にだけ食べる事が出来ます。とは言いつつ実際は少々アバウトで、本国の友人曰く、早ければ12月末から食べられる事もあるそう。いずれにしても、その時期にスウェーデンに行くとパン屋さん、ケーキ屋さん、そしてカフェからセブン・イレブン(!)に至るまでセムラが並び、ポスターが貼られたり、情報誌に「今年の美味しいセムラショップ・ランキング TOP5」が載ったり、とにかく盛り上がるんです。今は日本でも、IKEAで食べる事が出来ますし、スウェーデンや北欧にこだわったカフェ等では食べる事が出来るかもしれませんね。ちなみに僕が初めて食べたセムラは、2003年2月に「Fantastic Game」のレコーディングをタンバリン・スタジオでしていた時、ホーンで参加してくれたリンドゴード兄弟 (The Mopeds)のマネージャーの女性が、スタジオのキッチンでみんなの為に作ってくれた手作りセムラでした。それ以来、夢中になってしまい、今回歌まで作ってしまった訳です。
P1010207.JPG初めて食べたセムラ at タンバリン・スタジオ

☆ SAUNA (サウナ)
 続いてスウェーデンの冬の風物詩は、何と言ってもサウナ。しかも「海の上のサウナ」!おそらくほとんどの街に、この施設があるそう。桟橋の先にカフェが併設されたサウナ・ハウスがあり、人々はサウナでたっぷり汗を流し、海に飛び込みクールダウン。そしてデッキの上で日光浴をするんです。1年を通してオープンしていますが、やはり旬の季節は冬場。真冬の冷たい海に浸かり、短い日照時間の中、日光浴をする事によって、あの強靭な肉体が生まれるのだと僕は思います。僕自身も何度か、冬場に海の上のサウナを利用した事がありますが、更に凄い経験をしたのは「NEW PRETTY」のレコーディングの時。そのアルバムをプロデュースをしてくれたクリストファーの友人のご実家の夕食会に招待して頂き、そのお宅の周辺には、海沿いに各家庭の小さなサウナ小屋が並んでいて、夕食の後、ほぼ午前0時に近い時間に僕らはそのサウナで汗を流し、目の前の海に飛び込んだのです!季節は2月。海が凍るんじゃないか?という冷たさ!スウェーデンの国旗を渡され、それを振りながら真夜中の海を泳いだ事は、一生忘れないでしょうね。「The Happy Sauna Shed」の歌詞は、その時の事をイメージして作りました。
ちなみに僕が何度か行った事のある、マルメの海の上のサウナは、RIBERSBORG COLD BATH HOUSEという所です。興味のある方は、下記のサイトをチェックしてみて下さい。
http://www.ribersborgskallbadhus.se/

☆ GOTHENBURG (ヨーテボリ / ゴッセンバーグ)
 その「NEW PRETTY」のレコーディングを行ったスウェーデン第2の都市ヨーテボリは、アートや音楽など刺激的なカルチャーを生み出している街という印象が強く、特に僕が多く滞在した05~06年にかけてはイェンス・レークマン、ラブ・イズ・オール、タフ・アライアンス、エンバシー、ホセ・ゴンザレス、ユキミ・ナガノ、サウンドトラック・オブ・アワ・ライヴス等々、UKやUS、そして日本でも話題になるようなアーティストが続々と登場した時期でした。トラム(路面電車)の路線が東西南北に伸び、街中を結んでいる美しい港街ヨーテボリ。滞在中はずっとクリストファーのフラットに泊めて頂き、毎日スタジオまでトラムか徒歩で通っていました。朝は必ず「カフェ・パブリーク」で朝食セットを食べて。2月には様々なお店で、セムラを食べ比べてみたりもしました。「Winter's Sky」の舞台は正にヨーテボリです。スタジオの裏には小高い丘があり、海を臨む事が出来ました。すると必ず、ヴァイキング時代の事に思いを馳せ、勇気を貰うのでした。DSC00688.JPGアルバム「New Pretty」に参加してくれたJens Lekmanさんとヨーテボリにて。06年2月。

☆The first time I've been there (初めてスウェーデンに行った時)
 さて、冬の想い出ではありませんが、僕が初めてスウェーデンを訪れたのは、1995年6月下旬の事でした。エッグストーンやカーディンガンズがレコーディングしていた「タンバリン・スタジオ」のある、スウェーデン第3の都市マルメを中心に、ストックホルム、シェレフティオ、そしてデンマークのコペンパーゲンを旅した約3週間の滞在は強烈なインパクトを僕に与えてくれ、一気にスウェーデンという国に魅了され、その後もう数えきれない程、訪れる事になった訳です。その初めての旅で訪れたシェレフティオという街。ストックホルムから更に北に飛行機で1時間半程の場所にある、とても小さな街。当時「ウエストサイド・ファブリケーション」というインディ・レーベルの拠点がそこにあり、僕はそのレーベルの日本編集盤の監修をやらせて頂いたご縁があったので、そのレーベルが毎年行っていた「トレーストック」というフェスに招待して頂いたのです。当時そのレーベルからデビューしたばかりのブリスフルというバンドが大好きで、彼らもそのフェスに出演しました。フェスの前夜、大きなホールのような所で出演者全員揃っての夕食会が開かれ、150人を超えるスウェーデン人の中に、日本人がたった二人(レコード会社の方が同行)。それだけで圧倒されていた僕に「泉(Fountain)を見に行こう!」と誘ってくれたのは、ブリスフルのヴォーカリスト・カッレ君。「凄く気持ちが良いから、君もやってみろよ」と頭を水にジャポンとつける。僕もまねして水へ。髪をびしょびしょにしながら笑い合い、僕らは仲良くなったのです。「ハローとスマイル」の歌詞の原案は、そこから生まれました。とは言え、かなりフィクションですが、サビのフレーズがフィクションか否かは、ご想像にお任せします。

DSC00691.JPG気高きウィンターズ・スカイ

DSC00762.JPGThe Tiny Sauna Shed!この海に真夜中に飛び込んだのです。

P1010194.JPGセブン・イレブン in マルメ

DSC00433.JPGトラムが走る街、ヨーテボリ

DSC00564.JPGカフェで戴くセムラ

DSC00733-1.JPG「セムラ・ソング」の歌詞にもあるように、ゆるく温めたミルクにセムラを浸して食べるのも、正式な食べ方の一つ

DSC00922.JPG冬のシヴィラ

P1010091.JPG「Good Morning Call Song」のMV撮影時の1シーン。ルードビックとパトリック

CIMG0692.JPGろうそくを囲んでの食事会は、ちょっとした贅沢な時間

MopedsSemla.jpeg今年の2月に入った日、「セムラ・シーズンが始まったよ~!」と写真付きでメールをくれたThe Mopedsのイェンス(メガネさん)。ここは彼らが10年程前に作ったグーラ・スタジオですね。壁に彼らと一緒にレコーディングをした僕のアルバム「You Will Love Me」のポスターが貼ってあります!昔と変わらず、とってもユニークなモーペッズ。久しぶりに新作なども聴いてみたいですね。




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